自治会って何のためにあるの?なくてもいいんじゃないの?
そんな方のために、自治会の意義をご紹介させていただきます。
1.地域の人と交流できる
個人主義が浸透し、地域とのつながりを求める人が減ってきているといわれています。利便性志向が強くなるなか、避けられない傾向なのかもしれません。ただ、一生のうち長い期間を過ごすこの地において、果たしてそれが幸せでしょうか。お祭りや行事など地域でしか得られないものも多々あるのではないでしょうか。
「遠くの親戚より近くの他人」という言葉もあります。いざというとき頼りになるのは近所の方です。知らない人と交流するのはちょっと、、、という方もいらっしゃると思いますが、誰でも初めは他人です。自治会は知り合いをつくるチャンスにもなります。
2.居住環境を良くする(地域の資産価値を上げる)
庚申塚公園周辺のバス通りの花壇、、、キレイですよね。あの花壇は、”花の会” の皆さんを中心に住民の皆さんが手入れしてくださっています。居住環境が良く気持ちよく暮らせているのは、一部の住民の方のおかげです。そして居住環境が良いというのは、資産価値の向上にも寄与しています。成瀬台地域は交通の便がそれほど良くないにもかかわらず、その良好な住環境から比較的資産価値の高さを維持できています。
この状況はずっと続くものでしょうか。地域の住民が協同し、良い環境を維持できるよう努めなければ、きっと維持できないでしょう。誰かがやってくれる、ではなく、皆が協同してより良くしていく、そんな活動の中心に自治会が存在しています。
3.安全・安心の環境をつくる
災害時など、警察や消防のみでは十分に対応することは困難です。地域の実情を知り、迅速に対応できる自治会が有事にチカラを発揮します。災害時には住民同士の助け合いが欠かせません。1995年1月に発生した阪神・淡路大震災では、救助された人のおよそ8割が家族や地域の人に助けられたことがわかっています。また、子どもや高齢者の見守りやパトロールによって、事件や犯罪を未然に防ぐこともできるでしょう。
自治会の防災訓練や防犯パトロールに参加すると、自然と知識がつき、意識も高まります。知り合いも増えるので、何かあったときには心強いのではないでしょうか。
4. 住民と行政をつなぐ
自治会は、行政や各種機関と日頃から連携しています。近年の課題は、この連携が薄れてきていることです。これが進めば、行政の活動に成瀬台地域の意見が反映されず、何か課題があったとしても行政の助けを求めることが困難になるかもしれません。
地域の代表として行政に陳情する際には、地域としてのまとまりが重要になるでしょう。一定の加入率を維持しながら、自治会が地域の代表としての役割を担っていく必要があるものと思われます。
<参考>
町内会(自治会)のあり方が問われる時代に! 運営方法の見直しも必要?
自治会の存在意義- 神戸市中央区で遺産相続、離婚問題、男女問題、不動産の法律・弁護士相談なら「虎ノ門法律経済事務所 神戸支店」にお任せください。